2009年9月8日火曜日

イベントってなんだろう?

バリ祭からイベントのおもしろさにとりつかれ色々な事にかかわってきた。裏方の端くれとしてーーー

ミュージシャンの中にはメジャーになった人たちも多いがそれらの人を生む楽しさとはまるで別物!ザッパのイベントの前に私の父母の出身地 山陰の香住でのイベントの事を書いてみよう。JRの駅で5駅でひとつの町 人口3000人 漁業の町です。京都から当時は車で5時間ぐらいかかった。その町にいる私の従弟から青年団で自分達のイベントをやりたい何か出来ないか?と言って来た。出来れば当時ブレークしていた(あのねのね)を呼びたいとのことーー私は彼らは面白くない!やるなら青年団も喜び町の人も楽しみ私達も楽しめるそんなイベントにしたい。勿論 出るミュージシャンも満足して帰る。すべての事がクリヤーできてはじめて よいイベントなのだ。これは常々きーやんから教わったものだ。早速きーやに相談した。かまやつを呼ぼうときーやんが即答してくれた。当時かまやつさんはテレビドラマの(時間ですよ)に出ていて人気者だった。あとはロックとはこれだ!と田舎の人に見せる、本物のフォークとは拓郎やかぐや姫でなく これだ!ロックでは村八分とTOOMUCHが私の仲間だった。村八分を田舎に出てもらうには刺激が強すぎTOOMUCHに頼んだ。フォークは豊田ゆうぞう 豊田君とはべ平連のときからの付き合い、心よく引き受けてくれた。きーやんはかまやつさんに連絡してくれ個人的に頼んでくれた。事務所をとおすと日だて50万円 そんなギャラだった。港町から大漁旗を送らせてTシャツを作り地元の青年団スタッフに着せた。スケジュールはかまやつさんのオフに合わせた。PAもすべて京都から運んだ。総勢50人位のロン毛チームが たしかアメリカ人も数名いた。香住の小さい町にかなりの刺激をあたえた。観客は800人の大入り会場は小学校の体育館 かまやつさんはテレビドラマの衣装を着て盛り上げてくれた。町の人は聞いたことのない大音響に驚きながらもノリノリ 青年団も大喜び京都からの仲間とかまやつさんも皆おなじ民宿で雑魚寝!かまやつさんのギャラはあご足込みで20万円。とにかく現金で渡したら彼は 楽しんだからと言って10万返してくれた。TOOMUCHは現地の若者と仲良くなり浜小屋に泊まり続けスタジオとして遊び半月ほど居続けた。総勢50人が宿泊して遊び赤字も出さず皆が楽しんだ。これこそイベントだとおもった。